【ご報告】

東京は桜が咲き、春がやってきました。


3月は悼むべき日の多い月です。
10日は「東京大空襲
11日は「東日本大震災
そしてその地震から、福島で「原発事故」がおきました。
それぞれ、ちがった意味を持ちます。
ポストはせず、静かに、それぞれ祈らせていただきました。

この3月、ちいさな意志表示プロジェクトは
二つの団体に寄付をさせていただきました。
当初より営利を出さない形で活動して参りましたが
途中、制作の見直しなどを行ったことで、

◎ねこ・りすステッカー  3300セット・6600枚
◎デモガールステッカー 1000枚
◎ねこバッジ1000個
◎りすバッジ1000個
を制作・販売する間に、10万円ほどの余剰金が出て参りました。

この意志表示プロジェクトは、この春も
ちいさくても続けていこうと決めましたが
区切りの季節、この余剰金を寄付いたしました。

協力作家のどいかやさんよりご提案のあった
被ばく牛300頭とともに原発を乗り越える世の中を目指す、
「非営利一般社団法人・希望の牧場」

協力作家の杉浦さやかさんの
どこか子どもたちの支援となる場所へ、というご希望から、
放射能汚染・被曝を避けるために保養や移住を支援する団体
「311受入全国協議会」

に些少ではありますが5万円ずつ、寄付させていただく形となりました。


意思表示プロジェクトは、
この小さなバッジやステッカーが
ふっとともるちいさな灯りのように、
原発について、もっとふつうに
日々の中で会話するきっかけになればと
願ってはじめられました。
いま、私たちは日々の中で会話できているでしょうか?
ちいさくても、行動できているでしょうか?
3年たって、この原発事故について活動を続ける
それぞれの団体は、存続の危機にたたされています。


行動したり、どこかを支援すれば、
ほかの選択をした人を責めることになる…
という意見があります。
では、私たちは意思表示することを、
考えることをやめてしまうの?
悩み考えましたが、やっぱりちがう気がしました。


ちいさな意思表示プロジェクトは、
この悲しい人災によってさまざまなつらい選択を
されたすべての方の心に、寄り添いたいと考えてます。
その気持ちをベースとして
このような選択もあるのだな…という一例として
みなさんに知っていただきたいと今考える、
2つの団体に寄付することにした次第です。


言葉だけでなく絵というポジティブなパワーを通して
メッセージに協力してくださった作家のおふたりと
全国でお店の「意志表示」として、販売をしてくださる
39店の販売店のみなさまにも感謝しながら、
「もっと会話を! ちいさくても意思表示を!」の思いを胸に
活動をつづけて参ります。

みなさまこれからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。